3月15日(木)に、昨年末に大好評だったCLGセミナーの第2弾を開催することになりました。
昨年末の第一弾では、
「ゲームフルな教育をデザインするワークショップ」と題しまして、
海外などの事例紹介やゲームフルな教育についてのディスカッション等を行いました。
詳細な開催報告はコチラに掲載しておりますので、よろしければご覧ください。
今回のセミナーのゲストである中村隆之氏は、
第一弾にご参加いただいたご縁でご登壇いただくことになりました。
今回のセミナーの詳細/お申し込みは下記の告知ページを参照して頂きたい(埋め込んであります)と思うのですが、 私が考える本セミナーの意義だけ述べておきたいと思います。
(あくまで、私、福山が考えるだけで、
CLG研究会・メンバーとの考えと必ずしも一致するものではありません。)
2012年になっていわゆる「ゲーミフィケーション」についての認知度は、
日本でもTVでの特集や書籍の刊行等に伴って急激に高まって来ました。
しかし、現状行われている議論は活用例などの事例紹介が多く、
「ゲーム化」が依拠しているはずの「ゲーム」の部分が軽視されている様に思えます。
教育の分野では教育は誰もが受けてきたために、誰もがマイセオリーである「素朴教育学」が語れるということがあります。
ゲームに関しても「ゲーム」を体験したことのある人は非常に多いことが想定されるため、「素朴ゲーム論」もおそらく誰でも語ることができるでしょう。
しかし、全く「ゲーム学/論」を踏まえないゲーミフィケーションは、素朴教育学がマイセオリーの域をでないのと同様に、作成者しか楽しくない「クソゲー」ならぬ「クソゲーミフィケーション」になってしまう可能性を秘めています。
このような状況になった場合、ブームは長く続かないでしょう。
今回このセミナーでは、
ゲーム開発の第一線でご活躍された中村隆之氏をお招きして、
「優れたゲームのデザイン」についてのご講演をしていただき、
その上で、その「デザイン」をどうやって社会に生かしていくかという議論を行います。
「ゲームデザイン」まで立ち返ってゲーミフィケーションなどを議論されたい方はぜひお越しください。
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