100の何かに触れること(アナログゲーミング研究会を終えて)

みなさま、こんばんは。
新しい年度になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は今年は博士課程3年になり、色々と勝負の年になりそうです。

さて、つい先日ですが2011年の4月から続けてきた、
アナログゲーミング研究会が第一期を終えることになりました。
会場とゲームを毎回提供くださった、カレイドソリューションズの高橋さん、
本当にありがとうございました。

さて、この研究会ですが、後半は頻度が減りましたが、
原則隔週で2,3種類のアナログゲームを体験しました。
年20回×2.5ゲーム×2年で、およそ100作のゲームに触れたのではないかと思います。

本ブログでも最初の頃は、毎回体験したゲームを載せておりました(笑)

100作経験したおかげか、最近は何か依頼があった時や、
何か新しいゲームを構想する時に「○○」っぽくしようという様に発想できるように、
なってきたような気がします。数は重要ですね。

この100という数字を見ると、修士課程での初期の研究発表で指導教官の中原先生に、
「100の論文に触れれば、だいたいその分野のことが分かる」ということで、
2ヶ月ほどで「100本(半数は英語)」読んだのを思い出します。
分野にも寄るかとは思いますが、他の先生も同様のことを仰っていたので、
おそらく、理にかなった数字なのでしょう。

皆様も、もし何か一通り分かる、出来るようになりたいということがあれば、
「100」何かをしてみるというのが重要なのかも知れません。
最後にちょっとだけ、学者っぽいことをいうのであれば、
その際に熟達をしたいのであれば、「楽しかったで終わらさず」に、

きちんとディブリーフィングやリフレクションをすることや、
適度な難易度やフィードバックを伴った、「よく考えられた練習」(エリクソンら,1993)

にするのが重要なのではないかと思います。

アナログゲーミング研究会でも、ゲーム後に、
「これは何を模しているのか」、「このルールは何に使えるか」ということを、
議論したり、個人的に帰り道に考えたりしていました。

今後の展開ですが、今回得られた知見を共有するために、

「教育関係者向け アナログゲーム体験ワークショップ」

か何かを6月頃にやってみたいかなと思っています。

 

またアナウンスいたしますので、ご興味あればご参加ください。

 

研究会の写真ではありませんが、華がないので…(笑)